学校事故と安全管理について
星野啓次 2014年 4月16日 14:00
弁護士星野です。
高崎市内の某小学校で,教職員向けに『学校事故と安全管理(判例・事例から学ぶ学校が気を付けるべきこと)』というテーマで講演をさせていただきました。
講演の内容は,学校活動上のトラブルから生じる責任を事前に把握し,具体的な判例・事例を紹介しながら,今後の学校活動上の指針としていただくものでした。
学校活動で起きる事故には様々なものがあります。授業に伴う事故,学校行事(体育祭,遠足など)に伴う事故,部活動に伴う事故,休み時間や放課後に起きる事故などです。
ただ,学校活動の内容や対象者の年齢(小学生か高校生か),事故が起きた場所・時間帯(授業中か休み時間か)などによって,学校側に求められる安全配慮義務の内容や程度には差異があります。
学校活動は少なからずリスクを伴います。ただ,リスクをゼロにすることはできないものの,その危険を,学校側が管理・対応できる範囲内に限定することが重要です。
他方,学校は児童・生徒の自主性や個性を重んじる場でもあります。リスクを回避するために管理を強化することは,教育の目的である子どもの成長・発達を妨げるおそれもあります。
子どもの自由な活動と学校側の安全管理は対立する概念であり,学校としてもこのような利益調整に日々努力され,思い悩んでいることと思います。
そこで,この利益調整のために,過去の判例や事例を踏まえて,学校活動に伴う危険を把握し,事前に対応を検討することは有益であると考えます。
弁護士の話を聞いてみたいとお考えの教職員の皆様,お気軽にご連絡ください(電話:027-325-0022,FAX:027-325-2210)。講演,セミナー,事例検討会等々お伺いさせていただきます。
具体的事例をもとに,学校側が気を付けるべきことを分かりやすくご説明させていただきます。
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